Webサーバの設定
Apache の設定
Apache httpd のインストール
Apache httpd は,CentOS をサーバとしてインストールしている場合,既に使用できる状態にセットアップされているが,利用前に念のためインストール,アップデートしておく.
# yum install httpd httpd-manual mod_ssl apr apr-util pcre
なお,これまでメインに使われているバージョンである 2.2 ではなく,今後主流となるであろう 2.4 を使用するため,インストールに使用する yum コマンドにおいて wing/wing-extras リポジトリを使用できるように設定しておく必要がある.
Apache httpd の設定
Apache httpd の設定は,/etc/httpd/conf/httpd.conf で行うことが基本である.なお,httpd にはいろいろな機能を組み込むことができるが,それらの設定は /etc/httpd/conf.d 以下,もしくは /etc/httpd/conf.modules.d 以下にあるファイルで行う.
まずは,httpd の設定を行うので,以下の内容は /etc/httpd/conf/httpd.conf を用いて行う.
dt Server Root
dd Webサーバのルートディレクトリ.CentOSでは/etc/httpd.
ServerRoot "/etc/httpd"
dt Server Admin
dd サーバ管理者の設定.
ServerAdmin www-admin@ilab.doshisha.ac.jp
dt Server Name
dd サーバの正式なFQDNの設定.
ServerName www-ilab.cis.doshisha.ac.jp:80
dt Document Root
dd HTMLを置くドキュメントディレクトリを指定.CentOSでは,デフォルトでは/var/www/htmlとなっている.SELinuxが有効な場合,httpdは/var/www以下のファイルにしかアクセスできないように設定されているので,設定をいじる必要がある.
DocumentRoot "/home/www/html"
Apache の起動
Apache httpd の起動は,以下のコマンドで行う.
# /etc/init.d/httpd start
Apache httpd の再起動は,以下のコマンドで行う.
# /etc/init.d/httpd restart
Apache の動作確認
Apache httpd を起動させ,Web ブラウザで http://localhost/ にアクセスし,表示されれば Apache httpd が動作していると判断できる.