SCM の利用を想定したOLAP高速化のための列指向バッファ更新用インデックスの提案

塩井 隆円 横田 治夫 波多野 賢治
雑誌・プロシーディングス名: 第 9 回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2017) 最終論文集
開催地(都道府県): 高山
国名(英語): Japan
言語: Japanese
出版年: 2017
出版月: 3
出版日: 2017-03-07
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概要

DWH は基幹系業務システムで管理される業務データを DBMS のスキーマを変えて格納し,効率良くデータ分析を行うことで意思決定支援に役立てられてきた.列指向型 DBMS はメモリ上で行指向にデータを格納し,論理スキーマを分割して物理的に格納することで一つのシステムで効率良く DWH に利用することができる.しかしながら,大量に蓄積したデータを高速にデータ分析するために様々なパタンでスキーマを物理的に格納し,メモリ上で実行する OLTP によって更新されるデータをディスク上のデータとのソート状態を保ちつつ複数のスキーマに対して格納するため,揮発性のメモリ上で実行する OLTP の増加に伴い大量データを扱う OLAP に使用できるメモリキャッシュ領域が少なく,一つのシステムで OLTP と OLAP に対応したことが OLAP 性能の低下を招く.そこで,本稿では不揮発性のメモリである SCM の利用を想定して OLTP の実行した後に参照効率の高い列指向データの更新を行うインデックスを提案し,インデックスを利用して効率的に Materialization を行うことで OLAP の高速化を行った.

引用情報

塩井 隆円, 横田 治夫, 波多野 賢治, SCM の利用を想定したOLAP高速化のための列指向バッファ更新用インデックスの提案, 第 9 回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM2017) 最終論文集, 2017-03-07.

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