音素単位の分散表現に基づくオノマトペ辞書構築法の提案

馬場 睦也 楠 和馬 波多野 賢治
雑誌・プロシーディングス名: 第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム予稿集
国名(英語): Online
言語: Japanese
出版年: 2020
出版月: 3
出版日: 2020-03-03
📄 PDFを開く
       

概要

ECサイトやSNS上のオノマトペを含む文章は,商品を実際に使用した者によって投稿された可能性が高く,評判分析においてオノマトペの検出は重要である.既存手法はオノマトペにおける音素構造の規則性に基づいた辞書構築法を提案しているが,オノマトペではない文字列も辞書に登録してしまう.この問題点を解決するためには,言語学者によって報告されている音素構造の規則性に対する制約が有効である.ここでいう制約とは,オノマトペを構成する音素の組合せを限定するものであり,音象徴に基づいている.音象徴とは,音素が表現する意味である.そこで,本研究では音素構造の規則性だけでなくオノマトペの特徴の一つである音象徴も考慮したオノマトペ判別モデルを構築する.判別モデルを評価するため,まずパラメタチューニングを行い,判別精度の良いモデルを構築する.最後に,提案手法の結果と既存手法の結果を比較し評価を行う.

引用情報

馬場 睦也, 楠 和馬, 波多野 賢治, 音素単位の分散表現に基づくオノマトペ辞書構築法の提案, 第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム予稿集, 2020-03-03.

Iconic One Theme | Powered by Wordpress