クエリログの部分的利用を考慮したグラフの集約演算高速化
雑誌・プロシーディングス名: 第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム予稿集
国名(英語): Online
言語: Japanese
出版年: 2020
出版月: 3
出版日: 2020-03-03
備考: NULL
概要
近年のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の普及により人やモノ同士の関係性に着目した分析の需要が増加している.そのため,大規模なグラフデータを管理することが可能なグラフデータベース(GDB)では,探索演算と集約演算を順番に実行することでグラフ分析が行われる.グラフ分析のクエリ処理高速化のため,GDBにはクエリログから取得したクエリとその計算結果を保持するキャッシュ機能がある.しかしキャッシュ内には,最終的な計算結果しか保存していないため,クエリの内容が変更されると利用できない.そこで本研究では,クエリログより取得したグラフデータから各節点の入次数を保持しておき部分的に集約演算処理の代用を行う方法を提案する.
引用情報
平方 俊行, 楠 和馬, 波多野 賢治, クエリログの部分的利用を考慮したグラフの集約演算高速化, 第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム予稿集, 2020-03-03.