『ミライノピッチ』にて近畿総合通信局長賞を受賞
2025年12月7日,大阪市北区のさくらインターネット株式会社 Blooming Camp で開催されたビジネスプランピッチイベント「ミライノピッチ」において,本研究室所属の木村,楠により提案されたビジネスプラン「療育事業DX促進に向けたAI協調型療育支援システムの構築」が高く評価され,近畿総合通信局長賞(ATR 賞・池田泉州銀行賞を内包)ならびにマネーフォワード賞を受賞しました.
当該ビジネスプランは,木村が研究してきた言語モデルの専門領域適応技術,楠が研究してきた効率的なデータベース検索・データ管理技術,という両名の研究成果を統合したものであり,療育現場で必要となる知識蓄積・検索を高度に支援する基盤システムを構築しています.この研究室内の専門性の相乗効果が,本プランの社会実装可能性と独自性として評価されました.
以下に発表した木村のコメントを紹介します.
博士後期学生の木村優介です.
これまで私が研究してきた言語モデルを専門分野へ適応する研究は実社会で評価されて有用性が確認できるものだと思っており,専門分野への言語モデルの適用をビジネス化できれば社会貢献できると常々考えていました.
今回,DX化が十分になされていない分野を探した結果,成長に支援が必要な子供たちへの支援を行う公的サービスである療育に着目しました.当該分野におけるAIのドメイン適応技術を行うことで効果的に現場スタッフを支援できるビジネスプランを提案できたかと思います.まさか賞をもらえると思わなかったので,ありがたい限りです.
また,今回副賞として池田泉州銀行によるビジネスサポート,国際電気通信基礎技術研究所 KGAP+ Batch 15 参加権,マネーフォワードクラウドビジネスプラン1年分無料利用権をいただきました.ありがたく利用させていただく次第です.

