2 年次生における研究活動
2 年次生では,幅広い勉強を通じて情報分野の基本的な知識を身に着けることが最も重要です.そのため,卒業に必要な講義の単位取得に限らず,率先して勉強会に参加することが求められます.もちろん,研究室のイベントとしての研究調査報告会 (B3) /研究調査報告会 (B4) や関係学会が開催する研究会,国際会議への参加もあります.Slack やメールを介してそうしたイベントへの参加を促しますので,原則参加するようにしてください.
人生において重要なことは「どんな仕事でも楽しめる能力を手にすること」です.今は嫌いでも実際にやってみると評価が得られるような仕事も今後でてくるでしょう.いろいろな仕事に手を出して,それが下積みになって本当にやりたいことが10年後に見つかることも多いと言われています.10年後,好きなことができるようになるための下支えになるものを自分の知識として溜めておくためにも,こうしたイベントへの参加を通して,研究活動とは何かを学んだり,それを実施するためのスキルを身につけ,今の自分に何ができるかを常に考えて欲しいと思います.
一般的に能力は遺伝子によって決まる才能に基づくものと言われていますが,K. Anders Ericssonの論文``The role of deliberate practice in the acquisition of expert performance’’では「本当の才能とは計画的訓練(deliberate practice)に励むこと積むこと」と言われるようになってきています.実際のアンケートデータを用いた調査研究で「計画的訓練には気骨や意志力と呼ばれる心理学特性が重要である」ことまで判明していることを勘案すると,どんなイヤな仕事でも,自分の何らかの目標をたててそれに向かう活動に熱中し,その道中で苦労や失敗に遭遇したとしてもあきらめずにやり通す能力を持つこと,これこそが自らを成功に導くために重要なことと言えるのです.
以下で 2 年次生が必ず読むべき記事をまとめていますので,研究室における活動の一助としてください.また,より発展的な内容に関しても可能であれば早い段階で積極的に目を通しておくことが望ましいです.
メディア情報学研究室で活動するにあたり,最低限履修しておくべき科目をまとめました.基本的には,4 年次生で履修する卒業研究 I/II の単位取得条件になっているので,早い段階での履修をすべき科目です.他の講義と被ってしまうと,全て取得するまでに時間がかかってしまう場合もあるので,就職活動や卒業研究が本格化する前に履修計画を立てておくことをお勧めします.
研究室内での連絡は主に Slack や Discord を用いる機会が増えてましたが,メールを使用する機会もまだまだ存在します.就職活動にも役立つ基本的なメールマナーをまとめましたので,これらを身に着けておきましょう.
研究室内部での連絡事項をスムーズに行うことは共同で研究を進めていくうえで非常に重要です.ここではメールや Slack,Teams,Discord などの連絡ツールに関する内容がまとめられています.
おおよその年間スケジュール
時期 | イベント |
---|---|
11月上旬 | 研究室配属・勉強会開始 |
1月上旬 | 研究調査報告会(冬)の聴講 |
3月上旬 | HuckU 春 |
4月/9月随時 | 履修科目の決定 |