大学院生募集

メディア情報学研究室では,同志社大学内外から,教員やゼミメンバと一緒に研究や開発を進めることができる意欲ある大学院生を募集しています.専門教育,コンピュータ関連能力のスキルアップはもちろんのことですが,弊研究室に属する学生には,

  • 必要な情報を自分で収集でき,それを知識として修得できる
  • ものごとを論理的に思考し,その考えを明確に口頭もしくはプレゼンテーションで説明できる
  • 正しい日本語 (大学院生は英語) で文書を纏めることができる

という三つの資質を研究活動を通じて身につけてもらい,社会の中で独り立ちできる人材養成を目標にしています.実際に,弊研究室の卒業・修了生のキャリアパスは充実しており,さまざまな業種の各職種で活躍しています.

メディア情報学研究室のメンバになるためには,現在の身分(学生,社会人)に関わらず,同志社大学大学院文化情報学研究科を受験の上合格する必要があります.入学試験に関する内容については,本学大学院入試のページをご覧ください.

なお,本学文化情報学部の学部生以外の方で,弊研究室への所属を希望される場合は,あらかじめ,研究室主宰である波多野賢治教授と大学院学生として取り組みたい研究内容について議論を行う必要があります.その研究内容が,弊研究室で取り組むべき社会的・学術的意義のある内容であることが確認された後に,大学院入学試験を受験していただくことになることに注意してください.


Q&A

Q: いわゆる文化系学部・学科出身ですが,大学院生としてやっていけますか?

A: はい.同じ様な質問に「プログラミングが苦手ですが大丈夫ですか?」などがありますが,どちらも本人の熱意に関わる部分にあたることなので,大学院生としてやりたいという研究テーマがあれば,それらの要因が問題になることはありません.「継続は力なり」という言葉がありますが,自らの頭で考え経験を積んでいけば,必ず道が拓けてきます.途中で諦めないことが大切だと思います.
どちらかといえば,大学院生として行う研究テーマをしっかり定められており,かつ,その研究テーマで指導教員となる波多野とコラボレーションしながら進められるか否かだと思います.そのため,受験希望の場合は必ず波多野との事前相談をするようにしてください.

Q: やりたい研究ができますか?

A: はい.基本的には自分でやってみたい研究テーマを自身の学位論文取得のための研究としてもらう指導方針ですので,やりたい研究はできるかと思います.
ただし,やるからには何のためにその研究を行う必要があるのか,その研究がうまくいった暁には社会にどのような形で還元することができるのかという,研究を行う上で最も重要な研究的な意義や社会的意義が論理的に説明できる必要があります.
つまり単に「この研究がしたいから」という個々人の満足感を得るためだけのテーマでは研究はできません.そのテーマで国際会議で研究発表できるようなテーマでないといけません.そういう研究テーマを遂行するわけですから,指導教員の専門性(過去の研究業績)とかけ離れたテーマも,研究指導を行うための十分なアドバイスができない可能性があり,研究テーマによっては受け入れすることができない可能性があることはご承知おきください.

Q: 博士課程(後期課程)には進学せず就職予定なのですが,構いませんか?

A: はい,かまいません.ただ,他大学や他学部から入学する場合,博士課程(前期課程)は 2 年間なので指導に割ける期間はそれよりも遙かに短くなります.また,最近はインターンの参加や就職活動に割く時間が長くなる傾向にあるので,研究に使える時間はそれよりもさらに短くなることが予想されます.研究業績のないまま博士課程(前期課程)の修了はできませんので,ご自身で意識的に研究時間の確保を行う必要がある思います.

Q: 研究室見学はできますか?

A: はい.研究室見学をすることを強くお勧めします.なぜなら,研究室に配属されてからは研究室主宰と過ごす時間はそれほど多くなく,ほとんどが先輩・同期・後輩と一緒に過ごすことになりますので,学生が過ごす共同研究室の雰囲気をしっかりと認識していただきたいと思っています.
文化情報学部の場合は,特に大学院受験生に対する研究室見学のイベントが公式にあるわけではないので,メール(milgrad@ml.doshisha.ac.jp)もしくはXのDM(@doshisha_MIL)で連絡をいただけましたら対応いたします.

Q: 必要な能力やスキル等はありますか?

A: 研究室主宰の専門のベースは情報工学のため,情報科学,情報学といった分野の知識があるに越したことはありません.しかし,所属している文化情報学部はいわゆる文理融合系の学部ですので,研究室に入ってから基本的な知識は勉強会で補うようにしています.
したがって,その勉強会で扱っている内容をあらかじめ知っておくことは,入学してからその時間を別の勉強や研究時間に割り当てられるという意味で重要ですが,それがマストというわけではありません.

Q: インターンシップに行ってもいいですか?

A: はい,ぜひ行って欲しいと思います.ただし,最近は参加しても実にならないインターンシップも多く,行くなら最低2週間,できれば4週間以上のインターンシップに参加して欲しいと思っています.2週間未満のインターンシップは企業見学と何ら変わらない印象が強いので,それに参加するくらいなら,研究室で研究活動をしたほうがよいと思います.